Diary

10年後

「あの人に追いつけない。悔しい」という言葉に対して「でも年の差は10歳だろ。10年後の君は、今のあの人を追い越しているはずだし、俺も追い越していると思う」という回答。すごく正しいのだけれど、でもそうじゃないとも思う。 現時点で追いついていないの…

君は弱いと言うけれど、君の弱いというのは、弱いという言葉を使っても差支えないという意味だろう。実際弱いんじゃないだろう。つまり頭の弱さに過ぎないんだろう。

何かにつけて、「自分は弱い」「自分は強い」という種の言葉を聞くのだが、そのたびにふとよぎる言葉が以下。 「君の恐ろしいというのは、恐ろしいという言葉を使っても差支(さしつか)えないという意味だろう。実際恐ろしいんじゃないだろう。つまり頭の恐…

ごめんなさい、を言う相手

ごめんなさい、と謝ることに対して。 「自分が悪かった」から謝るのか、「自分がやったことが悪かった」から謝るのか。 もちろん自分の行為と自分とを明確に分け隔てて語ることは難しいだろうけれど、謝罪する根拠を問われたときに「自分が悪いから」という…

泣きながら殴るということ

泣きながら殴らざるを得ない、というポジション。自分が正しいのかどうかもわからない状況で、だけれど自分の正しさを振りかざして他人の間違いを指摘するような。大学院生と後輩、だけでなく。自分より明らかに知識のある人間に対して説教をかますような、…

この空の向こうには翼を持った少女がいる

わけも分からず泣いている少女が世界中にいて、苦しんでいる少女も世界中にいる。そんな当然のことに対して、「そんな少女、具体的にどこにいるんだ?」と問うことのディスコミュニケーションと絶望。抽象と具体。具体的にしか考えられない思考。お前が俺を…

いざ東京へ

今週末、東京方面の飲み会にタイミングよく誘われたので、兄さんを誘った。これで私は兄さんとの約束、「いつか私から誘いますから、だから待っててください」を終えた。 ただ問題は、何を話せばいいんだろう、ということで。ネットとかゲームとか小説とかチ…

図で説明することの限界

ある概念を図で説明しようと必死な人がいたのだけれど、図説することで分かりにくくなることってあるよね、と思った。 図は重要だと思うけれど、図説ばかりだとなんだか馬鹿っぽく見えるのはなぜだろう。

ありがとう

「ありがとう」といったら「そこは「ありがとう」というところじゃないだろ」と言われて笑われた。でも私にとってはありがとうという言葉を発する文脈だった。彼らにとってはそうではなかったらしい。しかしそれでも私の「ありがとう」はきっと通じたのだと…

俺年代の想像力

選択肢で複数の世界に分かれようと、すべての世界においてすべての人間が幸福であるべく頑張る主人公のノベルゲームが自分の中に到来。 リセットできる世界の一回性なんてそんなの知らねぇ。ループなんて関係ねぇ。たった一つの世界のみんながハッピーエンド…

時間を、時間を頂戴

タイトルのような言葉だったかは忘れたが、イーガンの某作品の中の最後の言葉である。まぁまさにそのような状況で、自分に時間さえあれば多くの能力を伸ばすことができて、自分のやろうと思ったこともすべてできるのに、と思い始めると泣きたいぐらいにもど…

献本

献本を貰う身分になってもう随分経つ。 昔、そのような身分でないときは「謹呈」という栞が挟まった古本を買うとわずかに喜んでいたのだけれど、受ける側になってからというもの、献本された本をどうしようか迷う。私に関係あるっちゃあるんだが、読もうとい…

プレゼンをした

プレゼンをした。回収したアンケートを見せてもらった。「キャラが良かった」「ユニーク」「途中の独り言が面白い」と書かれていた。プレゼンの内容についてほとんど触れられなかったのはいかがかと思うが、そうした評判をいただけるのはありがたいことだと…

シンポジウムの感想

自主規制としてこんなことをやっている、ていうのは普通に面白かった。あとテクノロジーの進歩による表現の変化とか。カラーだと黒塗りじゃなくてモザイクが多いらしいですよ! データ入稿の遅さによるチェック時間の減退とかよりも、やはり工学的な変化によ…

5月20日(日)散策

ブックオフ原宿店に文藝春秋の新書がおいていなかったような気がする。

5月19日(土)

「ネットを捨てて外に出よう」「ただし外とは図書館か全裸の二択」「夜の路傍や図書館とかで全裸になりたくなるときがある」「ここなら誰も見ていないし、裸になっても大丈夫に違いないという確信がふと訪れる」「エロゲーにおいて、図書館での性行為はまず…

5月18日(金)

flurryのお兄ちゃんが逐一恰好良かったです。ずばっと斬り込まれました。年長者の丸め込み、と謙遜されてますが、丸め込みじゃなく斬り込み、と言うほうがいいと思います少なくとも私にとっては。仮に丸め込みであるにせよ、そういうのにも答えられないと自…

イーガン『ひとりっ子』

美少女ゲームの選択肢システムによる分岐の存在への恐怖、という感じで再読するのでした。「誰もかも不幸になっちゃいけないんだ。それはどの私(、、、)すらも」。ゲームの主人公がそれぐらいの矜持を持っていれば楽しい。そしてその後に柄谷行人の『交通…

らき☆すたの歌詞

機会あって『らき☆すた』OP、『もってけ!セーラーふく』を視聴することができた。正直よくわからなかった。例えば歌詞は文にさえならない単語の羅列である。数人のキャラがそれぞれ自分勝手に喋っているのであればそういう(意図的な)ものとして理解可能で…

天気と占いの実用性

この前携帯を買ったとき、「画面に表示されるのは占いがいいですか、天気がいいですか」と店員さんに問われた。これにも驚いて言葉に詰まったので、あのときふと考えたことをメモしておこう。驚きの原因は、天気と占いとが同列に語られていることにだった。…

文字と音とzzz……

あるキャラクターが眠っているときによく使用されるzzzをどう読むか、という記事があった。記事タイトルは『「zzz」のこと、なんて読む?』。へぇ、と感心しながら読んだものの、多少ひっかかりを覚えたので日常のメモ程度に書き記しておく。ひっかかりの主…

少し前に参加したカラオケについて

歌を歌うことは確かに気持ちのよいことだと思う。声を出す、というのは声帯を震わせるということで、その概念を押し広げれば身体を使うという行為とも言明可能だ。更に抽象すれば歌唱はスポーツと同義になる。スポーツが気持ちよいように、歌を歌うこともま…